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■会長ご挨拶■

愛媛県職業能力開発協会
    会長 米田 剛 (三浦工業株式会社 代表取締役 社長執行役員CEO 兼 CTO)

 このたび、令和5年度の総会において会長職をお引き受けすることとなりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 ご案内のとおり、愛媛県職業能力開発協会は、広く産業人材にかかる職業能力の開発の促進を図ることを目的として、職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)に基づき、昭和55年4月に愛媛県知事から設立を認可され、現在に至っております。

 この間、愛媛県内における国家技能検定制度の適正な実施はもとより、若年技能者への「技能継承支援」として「愛媛マイスター」の派遣や「ものづくりマイスター制度」の活用を推進するなど、産業界における人材の育成と確保を下支えする団体として、会員の皆様方をはじめ厚生労働省、愛媛県など関係各位のご指導、ご支援を賜り、職業能力の開発と向上につながる様々な活動を展開して参りました。

 近年、急激な人口減少などによって、生産年齢人口が大幅に減少し、数多の業界において若年労働者の確保が極めて困難な状況に陥っており、持続可能な経済成長のためには、卓越した技能と経験を誇る技能者らが次世代に対して技能の継承を確実に果たしていくことが欠かせません。このためには、若年者に限らず、女性、障がい者、そして外国人材を最大限に包摂した人材育成の新たなプラットフォームの形成を目指して、県民の皆様の総力を結集して人材力の強化と生産性の向上に結実させていく必要があります。

 こうした中、厚生労働省等が課題として挙げております職業能力の「見える化」の促進と生涯を通じたキャリア形成への支援の観点から、技能検定をはじめとする職業能力評価制度の充実強化などによって、多様性のある幅広い人材が職業訓練・教育訓練の成果を等しく享受できる機会を確保し、より実践的で高度な職業能力を身に付けられるよう支援するとともに、引き続き、本協会の活動を通じて「労働者の地位向上」と「地域社会の発展」に努めて参りますので、皆様方におかれましては、どうぞ変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。